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丸藤 藤原商店/藤原社長

 
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のんほいパークを過ぎ、少し車を走らせると、道沿いに今回訪問する会社の看板が見えてきた。
赤しそって「Red Leaf」って表現するんだ〜などと考えていたら、すぐにその会社に到着した。

今日は、豊橋から全国へ赤しそ葉・もみしそ・赤梅酢を卸している、(有)丸藤 藤原商店の藤原代表にお話を伺った。
 

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藤原 宏和さん
有限会社丸藤 藤原商店
3代目代表取締役
趣味:海釣りなど

 
ガタイが良く、浅黒く日焼けした肌がとても男らしい印象の社長だが、個人的には赤しそに揃えた紫色のポロシャツがとても微笑ましく思え、強い印象となって残っている。
 
丸藤 藤原商店は、赤しそを主要商品に、地元の農家さんや肥料・資材販売会社と4つの柱で種や苗から生産・加工・物流までを支えている。
なかなか赤しそ単体で食べることが少ないので想像しにくいかもしれないが、誰もがふりかけや梅と一緒に一度は食べたことがある食品だ。豊橋では大葉と呼ばれる青しそが有名だが、一方で品質の良い赤しそも高い評価を受けている。
 
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もともと塩漬加工業として創業した丸藤 藤原商店。
時代の流れに合わせ変化を繰り返しながら、今から12年前に商品を赤しそに一本化した。

その方向転換により、農家さんの顔を見て、育てる現場を見て、加工場も見て、一つひとつの工程が見える化できたことで、何年もかけ赤しそに関係する全員と、品質にこだわりの持った商品を作ることができた。
その品質が多方面から評価され、今では大手食品企業からの注文を受けるようになったのだ。
 
インタビューを行った時期はちょうど、収穫後の忙しい時期が終わり、会社の中では貯蔵されている赤しそをチェックし選別する工程が行われていた。

蔵に入った瞬間、赤しその良い香りに全身が包まれ、気が緩む思いになる。しかし数百トンの赤しそが扱われる蔵は、予想以上の奥行きと高さがあり、すぐに緊張感を取り戻すことができた。赤しそ以外に余計なものは何もなく、綺麗に整理された空間は、別世界に来たようだった。
 
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別の部屋では、赤しそのチェックがされていた。

異物の混入などを避ける為、チェック作業は8人の目で、確認を重ねており、藤原さんの言う品質へのこだわりが良く分かる。

ここで認められた赤しそは選別の後、お客さまへ向けて大切に配送される。
 
今後の目標について、「日本で一番の、赤しその品質を目指す」とお話しをしてくださっていた、藤原さんの言葉が加工の工程を見てとても強く印象に残った。
 

良いものを作るのは当たり前、人の気持ちまで潤ってもらいたい

 
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藤原社長と話しを進めていくと、赤しその品質についてもさることながら、職場で関係する人たちとの良好な関係性がとてもよく伝わってくる。
特に農家さんとの協力体制はなかなか真似できるものではない。夏の赤しその生産時期には農家で一緒に作業を進め、時期が過ぎたり悪天候の日には誰もが気軽に丸藤 藤原商店に来れるようにと応接所を居心地の良い環境にする、農家さんの家族にまで気を配るなどといったことを当たり前のようにしている。
そのように出来るのも、もちろん仕事のパートナーという面もあるが、それ以上にこれまでの歴史がある。
 
藤原社長は、21歳の頃に父親からノート1冊と共に社長の職を譲り受けた。まだ若かった藤原社長は、それからというもの、いく度となく周囲の人たちに支えられてここまで来た。
だからこそ、何よりも農家さんや協力会社、従業員とみんなが笑顔になれる環境作りを大切にしているのだ。
 
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香りと色を売りにしている赤しそ。
赤しそ単体で食べられる機会がないので、一見地味に見えるが、日本人にとっては古くから馴染みの深い食べ物だ。

ぜひ、若い世代の人にもみんなに食べてもらいたい。

もしかしたら、何気なく食べているそれが、豊橋で大切に作られた赤しそを使っているかもしれないので。

 
 
【会社概要】
有限会社丸藤 藤原商店
代表:藤原宏和
愛知県豊橋市豊栄町字東159番地
0532-41-0059
http://www.akashiso.jp/index.html
 
 

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この記事を書いた人
代表。  銀行を辞め、タスキ設立。  カタカナで書くとタヌキに見えるのが悩み。

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